まほろばとは
まほろば 」という言葉は、「精気あふれる場所」「心地よい場所」「美しい場所」「最高の場所」というほどの意味で使っています。

■「まほろば」という言葉を使った有名な歌に次の歌があります。

  やまとは国のまほろば たたなづく 青垣 山ごもれる やまとしうるわし

*日本武尊(やまとたけるのみこと)は、父である第12代景行天皇の命により、朝廷に従わない賊を征伐するため、征討軍を率いて各地に進軍します。やがて帰還のため、ふるさと「やまと」を目指しますが、いくさの労苦がたたってか、その途中で悲しくも命絶えてしまいます。この歌は、その時、帰り得ぬふるさと「やまと」を思って歌ったものだとされています。日本武尊はその地で埋葬されますが、その時、尊(みこと)の魂の化身となった白鳥が舞飛んでいったという「白鳥伝説」は有名です。

■私たちの魂が帰還するふるさとはこの土地です。愛(いと)おしくも美(うる)わしいふるさと、「まほろば」をこの土地に回復しなければなりません。いざ 帰りなむ ふるさとへ